2012年12月09日

石焼き芋

 この季節、夜になると石焼き芋売りの音色が山里に響いていた。
 しかし、最近あまり聞かなくなった。
 今でも覚えているが、朝鮮から引き揚げて帰った日の“芋”、田んぼでのおやつの“芋”、甘く美味しく昔はよく食べたものだったし、貴重なものだった。
 神無月に出雲へ行った神々が、それぞれの社に帰る。
 各神社では火を焚き“こもり”をして迎える。
 これは古くから続く伝統行事として、今も行われている。
 その時、灰の中に芋を入れて焼くが、これもまた美味しい焼き芋ができる。
 サツマイモの売り声も晩秋からの風物詩であるが、年々続けられてきたものが少しづつ消えることは寂しい限りだ。
 これも歳のせいであろうかと自問する。
 サツマイモでも食べようかと思えば、レンジで“チン”である。
 便利さが食べる楽しみを無くす。
 今の我が国では、不便な生活が心豊かな生活へと変わった気がする。
posted by むた秀敏後援会 at 17:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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