2011年07月25日

3、母が丸坊主に

 付き添ってくれた母が2週間位過ぎてからだったと思うが、髪が少しずつ抜け始めた。
 姉が昼間付き添ってくれたので、母は久しぶりに帰宅して風呂に入ってきた。
 すると髪の毛が抜け始めていた。
 私が、お母さんに髪が薄くなったみたいよと言うと、「そう言えば風呂で洗っている時、抜け毛があった、久しぶり洗ったからではないか」と母は言っていた。
 しかし日が経つにつれ抜け毛が多くになり、ついに1本も無くなり丸坊主になってしまった。

 先生に診察してもらい、精神からのストレスが原因と言われ薬で自然と回復していった。
 狭い観察室に2つのベッドとその側に母は寝ていた。
 十分な睡眠も取れず回復も思わしくなく心労が重なりストレスが最高に達したのであった。
 特に初めのうちは、病状も悪く、しかも不安定な日々が続き、そして見舞客も多く、また夜も隣の患者の状況では眠れず朝を迎えることも度々だった。
 私の病状も一進一退を繰り返し、明るい見通しどころか、何時、他の臓器に毒気が廻って死ぬかもしれない状態が続いていたのである。

 見舞客には少しでも元気な様子を見せようと気丈夫に振舞っていたが、客が帰るとぐったりとなり熱を出していた。
 外部での話は必ずしもいい話ではなかったので、見舞客も早めにと思ってのことだった。

 母の頭にも産毛のような髪が生えだしてきて、時が経つにつれ段々と量も増して普通の髪へと戻っていった。
 母には我が儘ばかり言ったのではないかと、これまた反省している。
 自分が痛いので、そのことで母に当たり散らしたのではと今でも悔んでいる。
 母に一番心配を掛けたのは私であったと、つくづく今になって改悛している。
 母が付き添ってくれたから助かったのだと今でも思っている。
posted by むた秀敏後援会 at 07:41| ケガと人生の転機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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